40代で転職はやめた方がいい?厳しい理由や転職のポイントを解説

「会社を辞めようか悩んでいるけど年齢が・・・」

「この先の将来を考えると転職ってどうなんだろう?」

40代になり会社の環境やライフスタイルの変化から、転職を考えて悩んでいる方もいるでしょう。

40代は、20代や30代と比べると転職しづらいイメージがあります。またネットで検索すると、「40代の転職はみじめ」「やめた方がいい」「後悔」などのキーワードが表示され、ネガティブな意見も一部ありますがはたして本当でしょうか?

今回は40代は転職が厳しいと言われる理由と、転職に向けてのポイントや具体的なアクションを筆者の経験も交えてご紹介します。40代の転職状況を理解して、あなたに合った行動を選びましょう。

かなざわ

私も40代で転職を経験したので、転職活動で知っておくべきことを教えますね!

この記事で学べること
  • 40代の転職動向
  • 40代の転職が厳しいと言われる理由
  • 40代が転職を実現させるためのポイント
  • 転職に向けての具体的なアクション
目次

40代で転職って実際どうなの?

結論からいうと、40代でも転職は十分可能です。

転職市場における40代の傾向を、厚生労働省が発表した「令和5年の雇用動向調査」の数値からまとめると、20代、30代と比較して40代は17.5%と転職入職率の割合が減少しています。ちなみに女性よりも男性の方が減少の割合が顕著でした。

以上から、確かに40代の転職できる割合は減ってはいますが、まだまだ市場は一定数あるといえます。

【年代別の転職入職率】

参考:厚生労働省 雇用動向調査 
統計表一覧(2023年:入職後地域、性、職歴、年齢階級、入職前地域別入職者数より算出)

かなざわ

私も転職活動で苦労しましたが、前向きに現状を把握して行動しましょう。

40代の転職が厳しいと言われる理由

40代の転職が厳しいと言われる理由は下記の通りです。

40代の転職が厳しい理由
  • 求人数の減少
  • 求められるスキルが高い
  • 未経験分野への転職が難しい
  • 収入への懸念
  • 対応力への懸念
  • 希望条件との不一致

順番に解説していきます。

求人数の減少

転職が厳しいと言われる理由として、求人数の減少が挙げられます。理由として多くの企業は若手の採用に積極的であり、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から年齢制限を設けるためです。

ちなみにハローワークの求人検索サービスを利用して、条件を「一般求人:フルタイム・年齢:45歳・職種設定なし」で検索したところ、731,080件中631,991件(86.4%)が対象でした。 (調査日:2025年1月18日 ※対象件数は日々変動)

以上から40代の対象件数は確かに減少しているものの、まだまだチャンスはあるといえるでしょう。

かなざわ

求人数は地域や職種によっても変わるので、まずは実際に検索してみましょう。

求められるスキルが高い

経験値の多い40代以上のミドル世代は高いスキルを求められます。具体的には専門的な知識やマネジメント力、コミュニケーション力など優れた能力を持つ即戦力の人材が求められています。

そのため20代、30代と比べると期待値のハードルが上がるといえるでしょう。

未経験の異業種への転職が難しい

企業は即戦力や将来性をみこして採用する場合が多いです。業種にもよりますが、未経験の場合は採用されるハードルが上がると言えるでしょう。

そのため異業種へ転職する場合は、希望の仕事に関連した資格を取るなど対策が必要です。

収入への懸念

転職すると新しい環境からスタートするため、前職に比べて収入が減少する場合があります。そのため転職に踏み切れない方もいるでしょう。

厚生労働省が発表した「令和5年の雇用動向調査」の数値をまとめると、40代は転職に伴う収入の増加が39.3%あったのに対し、減少が29.8%ありました。

ちなみに50代、60代になるとさらに収入の増加の割合は減り、収入の減少の割合が増しているので、収入を踏まえた転職を考えるには40代は良いタイミングと言えます。

【賃金変動区分別入職者構成比】

参考:厚生労働省 雇用動向調査 統計表一覧(2023年:性、年齢階級、就業形態・雇用形態・前従業上の地位、賃金変動区分別入職者数及び構成比より算出)

かなざわ

最初は収入が減ったとしても、努力次第で変化するので中長期のスパンで検討することをおススメします。

対応力への懸念

40代で転職をすると上司が年下になるケースも多く、関係性への懸念から企業が40代の人材を敬遠する場合があります。また体力的な懸念も少なからず挙げられます。そのほか自分の考えや仕事のやり方に固執して柔軟性に欠ける人も敬遠されるでしょう。

そのため柔軟性や謙虚さ、コミュニケーションスキルをアピールする必要があります。

希望条件との不一致

40代になると子供の進学や親の介護など、ライフスタイルの変化が出てきます。そのため勤務の時間帯や転勤が難しいなど、譲れない条件が出てくる場合があります。

その結果、自分の能力を発揮できる企業でも、条件によって諦めざるを得ない場合があるでしょう。

かなざわ

私の場合は将来やりたいことや親の介護が選択の条件になりました。

40代が転職を実現させるためのポイント

40代が転職を実現させるポイントは下記の通りです。

40代が転職を実現させるポイント
  • 明確な転職目的の設定
  • 期限の明確化
  • 自己分析と市場価値の把握
  • 企業の分析
  • 応募書類の質や面接スキルの向上
  • 異業種も含めた求人探し
  • リスキリング(スキルアップ)

順番に解説していきます。

かなざわ

どれも大事なポイントなので、何度も確認して転職活動を有利に進めましょう!

明確な転職目的の設定

転職の目的を明確にすることは、転職実現への原動力になります。

転職は人生の変化が伴うライフイベントのため、多くのエネルギーを使います。そのため「転職でどういう未来を実現したいのか?」を熟考することで、表面的な悩みの奥にある自分の目的や価値観が明確になるでしょう。

目的を明確にすることは、転職へ向けた行動の大切なポイントです。

期限の明確化

転職を実現するためには、いつごろまでに転職するかを明確にしましょう。期限を決めることで、転職へ向けた行動を起こしやすくなります。

理由として人間にはホメオスタシスと呼ばれる、現状を維持する機能があります。ホメオスタシスは例として、寒いときに体温を上げる、暑いときに汗をかいて体温を下げる、ケガや風邪などの病気を治して健康な状態に戻すなど、生きるうえで必要な機能です。

しかし心理的にもホメオスタシスが働くため、転職したい、環境を変えたいと思っていても、同時に変化をおそれ現状を維持しようという心理が働き行動に移せない場合があります。

そのため明確な目的とあわせて期限を決めることによって、行動の一歩を踏み出しやすくなります。

自分の能力の棚卸し

転職を実現するためには、自分の能力の棚卸しをしましょう。

経験値の多い40代は高いスキルと即戦力を求められます。そのため自分の強みは何か、持っているスキルが希望する企業へどう貢献できるのかを具体的にアピールする必要があります。

自分の能力を棚卸しする際は、人に聞いてみるのも良い手段です。自分では当たり前と思っていた能力が他者から見ると優れた能力と評価されたり、自分では気づいていない能力を他者が教えてくれたりする場合もあります。

企業の分析

転職を実現させるためには、応募企業の分析を行うことがポイントです。

分析する際は募集要項だけでなく、必ず企業のコーポレートサイトや採用サイトなどで情報を収集し、会社のビジョンや価値観、どういう人材を求めているかを知ることが大切です。

収集した情報をもとに自分の能力と照らし合わせて、企業が求める能力を的確にアピールできるよう準備しましょう。

応募書類の質や面接スキルの向上

転職を実現させるためには、応募書類の質や面接スキルの向上もポイントです。

せっかく能力を持っていても、採用側に伝わらなければ意味がありません。数ある応募の中から、あなたの能力を採用側へ理解してもらう必要があります。

そのため履歴書・職務経歴書には採用側が求める経験や経験、前職で得た実績などを盛り込んだ質の高いものを準備しましょう。そうすることで面接へつながる確率が高まります。

また面接では質問に対して明確な受け答えをし、前向きにあなたの魅力をしっかりと伝えらえるよう、事前に対策が必要です。

対策は書籍やネットで調べたり、添削サービスを活用したりするなどの方法があります。

かなざわ

面接の対策として、頭で考えるだけだとうまく言葉に出なかったりするので、実際に口に出してアウトプットすると良いですよ!

異業種も含めた求人探し

転職を実現させるためには、広い視野での求人探しがポイントです。

厚生労働省ではハローワークの求人、求職、就職の状況をとりまとめ、求人倍率などの指標を一般職業紹介状況として毎月公表しています。有効求人倍率が高い職種の例として建築・土木系、介護サービス系、飲食系、営業系、販売系などが挙げられます。

未経験という理由だけで諦めず、自分の能力ややりたいことと照らし合わせて選びましょう。

参考:厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

リスキリング(スキルアップ)

転職を実現させるためには、リスキリングも有効な手段です。リスキリングは、転職や現在の職業で必要なスキルをあらたに習得、学習することです。

例えばリスキリングで資格を取ることで、未経験の職種でも応募の視野が広がり、採用側へのアピールにつながります。また現在の能力と掛け合わせると、さらなるスキルアップが期待できるでしょう。

スキルアップは自分の可能性を広げるため、継続的に努力することをおススメします。

転職へ向けての具体的なアクション

転職へ向けての具体的なアクションは以下の通りです。 

転職へ向けての具体的なアクション
  • 求人サイトの活用
  • ハローワークの活用
  • 職業訓練の活用
  • 転職エージェントの活用
  • スクールの活用
  • 国のリスキリングを通じたキャリアアップ制度の活用
  • フリーランス

順番に解説していきます。

かなざわ

複数のアクションを併用することをおススメします。
私は転職活動では求人サイト、ハローワーク、職業訓練、転職エージェントを併用しました。

求人サイトの活用

転職への具体的なアクションとして、求人サイトの活用が挙げられます。

求人サイトによって求人が異なる場合もあるので、複数のサイト登録をおススメします。またハローワークの求人検索サービスは、ハローワークの求人を自宅で閲覧でき、気になる求人を見つけたらハローワークで相談することも可能です。

ハローワークの活用

転職への具体的なアクションとして、ハローワーク(公共職業安定所)を活用することは効果的です。

ハローワークへの相談・利用は就業中も可能で、応募書類の書き方や面接対策などを支援するセミナーを無料で受けることができます。

また地域の求人状況を聞けたり、職業訓練の相談をしたりすることも可能です。

かなざわ

企業が参加する就職相談会が開催されることもあります。

職業訓練の活用

職業訓練は就職に必要な知識や資格を取得できる、公的な就職支援制度です。職業訓練を受ける場合、テストや面接などの試験、失業保険の給付期間の残日数、前回受けた公共職業訓練終了から1年以上経過しているなどの受講条件があります。

訓練の種類はWord・ExcelなどPCスキルを学べる講座のほか、簿記、介護、Web制作、ファイナンシャルプランナ―コースなど多数の講座があり、訓練は学校や委託先の施設で学べるほか、オンラインで学べるコースもあります。ハローワークの場所や開始月によって講座の種類も変わるので、興味がある方は最寄りのハローワークへ相談すると良いでしょう。

わたしは転職を検討した際に、ハローワークで職業訓練の見学をしたことで転職への選択肢が広がり、実際にWeb制作の訓練を受講しました。不明点はその場で質問できたり、資格を取得できたりと独学よりも効率よく学習できて満足でした。

かなざわ

年に1度しか開催されない講座もあり、応募期間や退職日も受講に関わるので、気になる講座があったら早めの問合せをおススメします。

転職エージェントの活用

転職エージェントは、転職支援のプロがあなたの転職をサポートしてくれるサービスです。具体的には、あなたの能力や希望に応じて求人を紹介してくれるほか、企業への応募、応募書類の添削、面接サポートなどを受けることができます。また一般の求人サイトには掲載されていない、非公開の求人を紹介してくれる場合もあります。

転職活動を一人で行うのが不安な方は利用してみるとよいでしょう。

かなざわ

私が相談した際は、自身の職歴やキャリアに対して客観的な分析をしてもらい、転職活動の一助になりました。

スクールの活用

転職への具体的なアクションとして、スクールを活用することもおススメです。資格取得や専門スキルを学べるスクールがオンライン、オフライン含めてたくさんあります。

たとえば介護系なら介護福祉士や介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)、事務系なら簿記や社会保険労務士、行政書士、Web系ならWebライターやデザイン、プログラミングなどを学べるスクールがあります。

スクールを受講することで、自分の希望にあったスキルを早く身につけられるでしょう。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の活用

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、経済産業省が主導で行っている支援事業です。

具体的には転職希望者が専門家へキャリア相談できるキャリア相談対応や、リスキリング講座を受講できるリスキリング支援転職支援を行ってくれます。またリスキリング講座の受講費用の一部が、条件を満たすことで補助されます。

スクールの受講を検討している人には、有効的な選択肢といえるでしょう。

フリーランス

自分のスキルに自信がある場合や、希望に適った求人がない場合、フリーランスも選択肢として挙げられます。

フリーランスは柔軟な働き方ができたり、経費を活用して節税できたり、定年がないため好きな年齢まで自分のスキルを活かして働くことが可能です。しかし仕事の営業を自分でしたり、収入が安定しなかったりとサラリーマンと異なる部分もあります。

努力次第で収入を上げることができるため、仕事へのモチベーションを高めやすいのが特徴です。

まとめ

40代の転職は十分可能です。

転職へ向けて行動する際は、以下のポイントを意識することが大切です。

転職へ向けてのポイントまとめ
  • 明確な転職目的の設定
  • 期限の明確化
  • 自己分析と市場価値の把握
  • 企業の分析
  • 応募書類の質や面接スキルの向上
  • 異業種も含めた求人探し
  • リスキリング(スキルアップ)

そして具体的なアクションとしては以下がおススメです。

転職への具体的なアクションまとめ
  • 求人サイトの活用
  • ハローワークの活用
  • 職業訓練の活用
  • 転職エージェントの活用
  • スクールの活用
  • 国のリスキリングを通じたキャリアアップ制度の活用
  • フリーランス

転職をきっかけに本当に大切にしたい自分軸への気づきや成長、学びを得ることができます。悩んでいる時間はもったいないので、まずは行動を起こして自分の理想の未来を実現させましょう。

かなざわ

私は希望の企業を見つけて検討しているあいだに、求人が締め切られた経験があります。
タイミングを逃さないよう、一歩踏み出して活動しましょう!

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